昔読んだ本も含めて、惹かれたフレーズをメモしています。
支配的な階級がある国では、その国の道徳、つまり社会道徳は、かなりの部分、支配的な階級の自己利益と優越感から生まれている。
古代スパルタの市民と奴隷、アメリカの植民者と黒人、国王と臣民、領主と農奴、男と女などの関係を規定する道徳は大部分、支配階級の利益と感情から生まれたものである。
ジョン・スチュアート・ミル『自由論』(山崎洋一訳・光文社)p.21
[2009年5月27日 (水)元投稿](「ココログ「としま腐女子のいろいろ読書ノート」より引っ越し)